これまでの歩み

1951年から、杉並の地で一歩ずつ。 時代が変わっても、私たちが守り続ける「子どものための剣道」の歴史。

文化少年剣道倶楽部は、1951年(昭和26年)の創立以来、70年以上にわたり杉並区の地域の子どもたちを見守り、育んできました。私たちの歩みは、剣道の道場に留まらず、子どもたちの健やかな成長を願う地域社会の歴史でもあります。

始まりは、近所の「青空道場」でした

当時の稽古風景

戦後間もない頃、現在の杉並区上荻(旧関根町)の空き地で、棒切れを振り回して元気にチャンバラ遊びをしていた地域の子どもたち。それが、当倶楽部の原点です。 創立者である渡会光雄先生は、そんな子どもたちをただ叱るのではなく、「剣道を通じて、丈夫な体と、まっすぐな強い心を養ってほしい」と声をかけ、公園での「青空道場」から指導をスタートしました。

時代は移り変わり、竹林や防空壕跡があった杉並の街はすっかり綺麗な住宅街へと変わりましたが、「地域の子どもたちを、地域の大人が責任を持って育てる」というアットホームな温かさは、今も道場にそのまま受け継がれています。

強さだけじゃない。私たちが「文化」という名を冠する理由

当倶楽部は、武道の団体でありながら、名前に「文化」という言葉が入っているユニークな道場です。 創立者の渡会先生は、警視庁で指導を務めるほどの剣道の達人でした。しかし、子どもたちに対しては「武(ただ勝つこと、強くなること)」だけを求める指導は一切しませんでした。

「『武』は、あくまでも『文(優しさや学び、立派な人間性)』のためにあるべき」

常に「学校の勉強が最優先」「子どもたちの将来が何より大事」という明確な信念を持っていました。ただ試合に勝つためだけの剣道ではなく、日常生活やこれからの長い人生に活きる心の土台を作ってほしい。この強い想いから、名前に「文化」という文字が刻まれました。

全国に認められた「安心の育成環境」

創立から一貫して守り続けてきた「子どもたちの将来を第一に考える教え」が実を結び、平成17年には、全日本剣道連盟より**『少年剣道育成奨励賞』**をいただきました。

単に技術が優れているだけでなく、子どもたちが「挨拶・返事ができる」「周りに感謝できる」「社会に適応できる人間力を身につけられる」安全で質の高い育成環境がある道場として、公式に認められた証です。 杉並の地でバトンを繋ぎ続け、卒業生たちが親となり、今度はその子ども(孫の世代)を連れてまた道場に戻ってくる。そんな笑顔の循環が、私たちの誇りです。

次の歴史をつくるのは、お子さまです

先人たちが築いてきた70余年の歴史。それは、いつの時代も「子どもが大好きで、我が子のように熱心に指導する先生たち」と、「笑顔で道場に通う子どもたち」がつくってきた歴史です。

伝統があるからといって、古臭い厳しさや敷居の高さは一切ありません。ぜひ一度、この温かい歴史の空気を肌で感じにきてください。いつでも笑顔でお待ちしています。